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お気に入りの日本酒や、素敵でおいしいお店など、
麻美の“とっておき”をご紹介しますね!


第28回・駒込「頑固親爺」
  Date: 2002-07-03 (Wed)

古木材を使った民家風の内装に、堀コタツ式の座敷。
ノスタルジックな雰囲気の、一見何の変哲もない居酒屋です。
知らなければ、ここが日本一の品揃え(多分)を誇る
銘酒居酒屋とは、きっと分からないことでしょう。

この店で常備する日本酒は、なんと700銘柄。
(メニューに記載があるのは約120銘柄)
数を誇る店の中には、お酒の保存が行き届かず、
質の劣化を招いてしまう例も多いのですが、この店では
全てが11台の冷蔵庫に納められ、温度管理されています。

品揃えも驚きですが、更に驚くのが“親爺”こと店主の三井さん。
客の好みを聞くと同時に、迷わず最適の1本を選び出してくれます。
三井さんのお酒に対する愛情と知識は生半可なものではなく、
飲みながら話を聞いていると、目からウロコが落ちまくります。
この店に来てから日本酒好きになったという人は後を絶たず、
中にはそれが高じて、自分でお店を開いてしまった人もいる程です。

座敷のほかテーブル席もあり、席数は全部で105席です。
お通しをはじめ、料理も美味しいものばかり。
メニューにはない焼酎や、外国ビールも豊富です。
日本酒は1杯100mlと書かれていますが、
注いでくれる量は、それよりずっと多そう。
価格は1杯800〜1,300円が中心です。
美味しくても、飲みすぎないようご注意を。

●「駒込頑固親爺」ホームページ
http://www.gankooyaji.com/

第27回・「雁木」(がんぎ)純米吟醸無濾過 生原酒
  Date: 2002-06-13 (Thu)

最近、本当においしい地酒が増えてきました。
でも、どことなく似たような味が多いような気もします。
地酒の最大の魅力は、その地方ならではの個性にあるはず。
味の追求は大歓迎ですが、地方色も大事なポイントですよね。

八百新酒造の「雁木」は、手頃な価格で満足できる
美味しさを備えた、山口県岩国市の地酒です。
山口県は、実は上質の山田錦の生産地。
加えて、この蔵の杜氏である原田英雄さんは、
現役では2〜3人しかいない、山口県の熊毛杜氏の一人です。
その技術を受け継ぐスタッフたちのもと、八百新酒造では
地元の錦川の軟水を使った、まろやかな味のお酒を仕上げています。

味はこの地方らしい濃醇系ながら、
決してクドく感じない絶妙のバランス。
豊かなお米の香りと旨味が舌の上に広がります。
この味が、1升・3千円ほどで味わえるのは嬉しい限りです。

煮物などの素朴な和食には、こうした
お米の旨味を感じる日本酒が良く合います。
地元の鮎や蓮根といった料理とも、相性が良さそう。
淡麗好みの方でも、試して絶対損はないお酒です。

第26回・吟醸酒の香り
  Date: 2002-05-30 (Thu)

だいぶ前になりますが、「吟醸酒ブーム」という時期がありました。
それまで鑑評会用のお酒といった位置付けだった吟醸酒が
広く流通するようになり、日本酒のファン層を拡大させたものです。

吟醸酒の魅力は、美味しさももちろんですが、やはり香り。
あのフルーティな香りは、飲む者を魅了します。
ただ、お酒だけ楽しむのならいいのですが、
食事に合わせる場合は、たまにあの香りが邪魔になることも。
特に、味付けが淡泊な京料理などには、香りの強い吟醸酒より、
普通の純米酒の方が向いているように思います。

中には、「付け香」といって、
後から香りを付加したものもあるようです。
いい香りはお酒の味を引き立てくれるものですが、
わざわざ付け加えるというのはいかがなものでしょう?
妙に香りが際立つ場合は、付け香である可能性もあります。
そういう時は、器に注いだまましばらく置いておくと、
付け香の香りは飛んでしまいます。

おいしいお酒と、おいしい食事でも、
必ずしも合うと限らないのが、難しいところ。
お互いに引き立てあうようなベスト・マッチングを探してみるのも、
お酒の楽しみ方のひとつではないでしょうか。
できれば、恋人や夫婦もそうありたいものですよね!

第25回・羅生門「龍寿」
  Date: 2002-05-13 (Mon)

美味しいお酒は、大量生産できないもの。
だから値段も高くなり、しばしば“幻の酒”と呼ばれます。
それでもやっぱりご紹介したいお酒が、この「羅生門」です。

創業140年の老舗、和歌山市の田端酒造の銘柄です。
このお酒を語る時、必ず肩書きに付けられるのが
「飲食品のノーベル賞といわれるモンドセレクションで、
12年連続入賞(最高の金賞獲得)」という輝かしい実績。
それが「羅生門」のトップ・ラベル「龍寿」です。

蔵オリジナル培養の「田端1号酵母」を用いて醸されている
というほか、一切の成分データは非公開。
但馬杜氏と南部杜氏の両方がいるという珍しい蔵なので、
両者の切磋琢磨が、この逸品に結実したという評判です。
口当たりの良い爽やかな風味ながら、決して水っぽくなく、
しっとりとした味わい深さを持ち、後に余韻を残します。
誰もが「うまい!」とうなるお酒といえるでしょう。

1升で1万円する値段に加え、生産量も少ないですが、
ネットで探せば、入手は可能です。
羅生門には、純米大吟醸「鳳寿」(1升:5,200円程)、
大吟醸「鳳凰」(1升:3,200円程)というセカンド・ラベルもあります。
また、更に上を行く超レア物として、「龍寿」を10年以上寝かせた
秘蔵大古酒「悠寿」(300本限定/720ml:10,500円)という希少品も。
ここまで行くと、もはやコレクターの世界かもしれませんね…。

第24回・ほどよく冷やして
  Date: 2002-04-23 (Tue)

今年は、春から初夏の陽気が続いています。
冷酒がおいしい季節になって来ました。

冷酒と言っても、冷やしすぎれば風味やコクを失ないます。
好みにもよりますが、目安としては10〜15℃くらいが適当。
生酒でしたら、ビールと同程度まで冷やしてもいいでしょう。
ビールも、よく「ギンギンに冷やして!」などと言いますが、
やはり冷やしすぎれば泡立ちが悪くなり、風味を損なうのは一緒。
夏で6〜8℃、冬で10〜12℃くらいが適温です。

ちょっと気の利く店だと、器の中に砕いた氷を入れ、
徳利を乗せて出してくれることがあります。
見た目も涼やかで、風情も香る演出です。
氷と徳利の間に、布や巻き簀を挟んでもらえると、
徳利が濡れず、冷えすぎも防ぐので、更に嬉しいですね。

家で4合瓶の日本酒を飲む時は、ワインクーラーを流用できます。
氷を使わず冷気で冷やすタイプなら、瓶に水滴も付きません。
冷蔵庫のスペースがキツいという場合は、
保冷剤だけを冷やして、セットするタイプが便利です。

一升瓶の場合は、氷ポケット付きの徳利やカラフェに移すといいでしょう。
お酒を瓶から移すことで味も上がるので、これはおすすめです。
ただし酔っても、ポケットを下向きで注がないよう、ご注意を。

●保冷剤タイプのワインクーラー例
http://www.outdoor-japan.co.jp/3goods/8a-f/34/34-14/34-14-3c.html

●氷ポケット付き徳利・カラフェ例
http://www.wineac.co.jp/shopping/sakeglass/cooltokkri.html

第23回・お酒の健康法
  Date: 2002-04-03 (Wed)

今回は「井戸端会議」で話題に出た、お酒と健康のお話。
一般的にアルコールを1日10〜30g(日本酒で約1.2合)摂ると、
死亡率が平均50%も下がるそうです。(日本医師会のデータ)
お酒が善玉コレステロールを増やすため、狭心症や心筋梗塞など
動脈硬化性の心臓病にかかりにくくなることが理由のようです。
お酒は血管を拡張して血栓症を予防し、ストレスも解消します。

日本酒は栄養素に富んでいるため、ガン細胞の増殖を抑制し、
肝硬変や肝ガンによる死亡率も低くなるようです。
これは、ウィスキーや焼酎などの蒸留酒には見られない効果です。

また、日本酒は他のアルコールよりも長時間、体温を高く保ちます。
体温が高いと血液循環が良くなり、栄養もより行き届きます。
冷え症に良く、肌の水分量も増やし、保湿効果もあるので、
女性には嬉しいお酒と言えるでしょう。

ただ、飲みすぎれば弊害の方が大きくなるのは当然です。
高血圧や脳卒中の原因にもなります。
適量は、1日1〜2合程度。
それ以上になると、死亡率は急上昇すると言われています。

気を付けたいのは、お酒と一緒に摂る食事です。
つまみを食べないのも、逆に食べ過ぎるのもマイナスです。
油っこくなく、蛋白質やビタミンを豊富に含むもの、
野菜や魚介類などを適度に摂るのがおすすめです。
また、飲みながらの喫煙は死亡率を高めるので、極力避けましょう。

一般的に女性は、ホルモンの影響で男性より依存症や
肝障害になりやすいので、飲み過ぎには気を付ける必要があります。
お互い、適度に気を配りながら、楽しく百まで飲みましょう!

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