日本酒を楽しむ女性の会「美酔


4月 山形『栄光冨士』 冨士酒造・加藤 有慶さん(専務取締役)

今月の蔵元・4月は「栄光冨士」でおなじみ、山形・冨士酒造株式会社 専務取締役 加藤 有慶さんにご登場いただきました。
創業200年、加藤清正公の末裔の蔵元・冨士酒造は、昭和9年「全国清酒品評会」(参加4千余蔵)で、連続して3回優等賞の蔵のみに贈られる名誉賞を第14回全国酒類品評会で受賞。「栄光冨士」の名のごとく、表裏の無い、少量上質の酒造りを目指す蔵元です。
加藤専務からは、ユーモアたっぷりのコメントをいただきました!

《お知らせ》
冨士酒造HPでは「2分30秒で日本酒の通になれる」無料レポートを配信しています。
また、本年度試験醸造したお酒の商品化に向けた、40名限定の「無料モニター」も募集中。
詳しくは冨士酒造HPをご覧ください。

Q1 あなたの血液型と、性格を教えてください
A:血液型:B型
 ・長所:ほろ酔い加減の写真を載っけましたが、意外とこれが変な所生真面目なところですかね。友人にはA型の混じったB型などと冷やかされます。

 ・短所:女心が分からないこと、だそうです(笑)。やっぱりB型だと言われます。

Q2 新酒の造りもまもなく終わろうとしておりますが、今年の出来はどんな様子かお聞かせください
A:栄光冨士は、協会10号酵母とともに歩んでいます。そのベースは大事にしながら、新しいチャレンジを思う存分行なえた実りある年でした。
簡単にいえば、協会10号酵母は「トロッとしたのどごし」と地元で評価されているように、「柔らかさ」「こうじの風味」「余韻」を楽しむお酒ですが、今年は「ふわっと香味が咲いて」「ストンと喉元を落ちていく」お酒、山形酵母に特に注力しました。
これで完成というのは、無いと思っていますから、お客様にお出しして恥ずかしくないものはできたと思っています。私よりひとつ年下の杜氏見習と二人三脚で議論を重ね結果を出せた、満足のいく今年の造りでした。

Q3 蔵のこだわり、消費者に向けた取り組みについてお聞かせください
A:美酔の読者さまは、飲み終わった瓶をどうされているのでしょうか?
小さな蔵が、大きなことを言いますが(笑)、品質を維持したままお客様に届けられ、冷蔵保存され、瓶はまたメーカーに戻ってくる、そこまでの仕組み作りを検討しています。
つまり栄光冨士のサービスは、お客様が「旬」を楽しんで次の日に部屋を綺麗にするところまでという考えです。地元では、お客様が商品を買った小売店に空瓶を持ってきて、メーカーが回収します。既存の卸・小売の流通を活かして、代金回収・空瓶回収が出来ないかを今考えています。

Q4 御社の商品を、どんな女性たちに飲んでほしいですか?
A:そうですね。女心が分からない蔵元が出しているお酒ですからね(爆笑)。
そう、よくお酒の評論家と称される皆様からは「万人に好まれる初心者向けのお酒・食中酒として最適」と評されていますから、敢えて言うならば、日本酒初心者の方に飲んで欲しいですかね、でもこれって玄人受けしないって言っているようで悲しいですが…。

Q5 最近、感激された(or嬉しかった)ことは?
A:先日とある酒宴で、ジャストミートでお馴染みの福澤アナご夫妻とお会いしまして「古酒屋(こざかや)のひとりよがり」をお薦めしたんです。そしたら、ご夫婦揃って「ああ、これこれ飲みたくて、探していたんだ!」って言われた時は、ちょっと嬉しかったですね。瓶ごとお席に置いてきちゃいました(笑)。

Q6 今月のお薦めの商品を教えてください
A:以下の全商品、通信販売が可能です。冨士酒造HP「冨士ふぁん倶楽部」をご覧下さい。
1.「古酒屋のひとりよがり」 720ml 3,880円
今から20数年前、吟醸酒がもてはやされていない頃は、高価でもよし、と蔵のひとりよがりで発売されておりました。万人に好まれる柔らかな味わいと余韻が、時間の経つのを忘れさせてくれます。
※「こざかや」とは、歴史的に創業200年以上と永いことと、規模的に小さな蔵であることから命名しました。

2.「雪の降る町を」 720ml 1,680円
「名曲「雪の降る町を」のメロディ発想の地鶴岡に因んで名付けました。純米のやさしい風味、吟醸のほのかな香りを少しでも感じて頂けましたら幸いです。冷やして供すれば、新鮮な魚介類にぴったり決まり!の感じ。」

3.「大吟醸古酒 秘蔵酒」 1.8L ?円
大吟醸仕込みの中から長期貯蔵に適した酒質を選定、5年以上低温熟成した栄光冨士渾身の一献。王冠ラベルは旧来当社(加藤家)で使用していたものを復元使用。少量限定品。

あとがき
「2分30秒で日本酒の通になれる」「1億総人口。毎月1人だけ加藤本家粕漬けファンを増やすプロジェクト」など、インパクトある言葉が並ぶ冨士酒造さんのHPですが、最初驚いたのは「日本酒が嫌いなあなた様へ」という言葉。その上「自分がどれだけ日本酒が苦手かお書き下さい」と書いてありました。
これは冨士酒造さんのお酒のプレゼント応募ページ内のことです。
蔵元さんが「日本酒が苦手なその理由を聞きたい」とおっしゃっているのはすごいことだと思いました。もちろん「それほど嫌いだという人も、当社の商品を一度試したら好きになってくれるはず」という自信からくるのでしょうが、どんな商品やサービスも、苦手な人の「苦手な理由」がなくなったら、それはみんなにとって素晴らしいことですよね、きっと。